▼ article
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | Trackback(-) | Comment(-)
パリとはつゆめ
1/5。今日は展覧会巡り。
まず銀座。
メゾンエルメスは8F「木村伊兵衛のパリ」展へ。
木村伊兵衛については、木村伊兵衛賞が写真家の権威ある賞だという知識くらいしかなかったが、事前にネットで同題の本の表紙の1枚を見て惚れ込み、すかさず向かう。

生まれ育った東京下町の風景や人物の自然なしぐさをモノクロームで映し出すことに秀でた写真家だが、この50年前のカラーのパリの写真は、没後30年間人目に触れる事が無く最近発表されたものらしい。
その下町の人間模様とはかけはなれた世界に対して、”べらんめえ調”の江戸ッ子だという彼がどのような思いで向き合ったのか、そんなストーリーを思い巡らせながら見て回った。

柔らかく暖かみのある光の中に映し出されたパリの風景はほんとに美しい。
多くの人が見た事の無い異国に対しての素直な羨望も見て取れるし、小粋なパリジェンヌの描写は堂々と1人の日本人として向かいあった現れであるように思う。
繰り返しになるけど、そんな様子を想像して、かっこいいなあとすごく思った。
写真はほんと、どれも間違いなく良かった。

勢いで写真集を買いたくなるも、値段にひるんで今回は断念。

ihiei_paris_s.jpg
”木村伊兵衛のパリ”
メゾンエルメス8F(中央区銀座5、TEL 03-3569-3611)
10/28~1/21 11:00~19:00 入場無料


同じく銀座のギャラリー小柳の杉本博司”本歌取り”は、正月休みで閉館。残念。
(ギャラ間も正月って休みなんですね、学習しました。)


お次は六本木ヒルズ。
森美術館、ビル・ヴィオラ「はつゆめ」へ。
何気に帰国の度に行くのが恒例になっている、森美術館。
とにかく展覧会はいつも力が入っているなあと思う。
ついでに展望台の観覧料を払わされている気がするのはいただけないけれど、ひさびさに日本を味わう僕としては、いつも東京の夜景にやられるわけで、53階の美術館は僕的には大賛成。

で、ビル・ヴィオラ「はつゆめ」だけど、いつも通り期待を裏切らない展覧会だった。
彼はビデオアートの父といわれるナムジュン・パイクの弟子。
ビデオアートというのは、僕には正直今まであまり理解のしにくい分野だと思っていたのだけど、彼の作品は良い意味で入り易い作品が多かった。
入り易いというのは、作品が数行の文章でちゃんと解説されているということと、ほんとに作品の中に入りこめるという事。
映像と文章というのは全く違う伝達手段だけど、この2つの間をしっかり行き来出来ることというのは、難解な現代アートが多いことから考えても、難しいことで、しかしそれをちゃんと成し遂げているなと思ったところがまずすごいと思った。

そして鑑賞の形式という意味で、ビデオアートの面白さを感じることもできた。
人物映像を極端にスローモーションにすることで、映像ではなく、肖像画が動いているように見える。
逆に思ったのは静止画というのは強いんだなということ。
何枚かのスクリーンに映し出された2種類の映像の作品は、どこから鑑賞してよいのかよくわからない。
鑑賞者と作品の関係が厳格でないことが、作品に参加できているような気になる。
他には微妙な感情”気まずさ”をテーマに扱った作品、「グリーティング/あいさつ」が印象深かった。


billviola.jpg
ビル・ヴィオラ:はつゆめ
2006年10月14日[土]?2007年1月8日[月・祝]
会場:森美術館 六本木ヒルズ森タワー53階
スポンサーサイト
美術 | Trackback(1) | Comment(0)
<<2007年もどうぞよろしく。 / Home / 2007.1.3日本帰国>>
Comment
Comment form












Trackback
http://utn.blog16.fc2.com/tb.php/123-04a5d7b7
mye―喜多嶋舞+篠山紀信写真集
この本を買ってから6年経ちますが、他のアイドルグラビア写真集と違って飽きません。喜多嶋さんは本当に魅力的だし、篠山さんのこの写真を素晴らしい。けっして美人でもないオンナの裸が売り物になる不思議。女性であり、妻であり、母である彼女。「生命を産み出す大地」を 2007.10.16 03:46
Home
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。